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モンテッソーリの教具

子どもは、おとなのように見たり聞いたりするだけで学ぶことはできません。子どもは「動きながら」学びます。からだをつかって全力で体験し、ほんとうの興味を追求する。その活動を行うのがモンテッソーリの教材類です。
「日常生活の練習」「感覚教育」「言語教育」「算数教育」「文化教育」の5つの分野にそって開発された教材類は、子どもの知的好奇心を上手に引き出します。一見すると遊んでいるようですが、そこに、子どもを次の学びへ導くしくみがそなわっています。

「日常生活の練習」とその用具

自分のことが自分でできるように、必要な動きを身につけるための用具がそろえられています。それらの用具は以下の点が考慮されて準備されています。

  • 子どもサイズでできていること
  • 本物であること(本物を使った実体験が子どもには必要です)
  • 実際に日常の生活で使用されているもの
  • 魅力的で子どもが手を出したくなるもの
  • 衛生的であること

日常生活の練習 用具

「感覚教育」と感覚教具

「感覚教育」はモンテッソーリ教育で最も重要なものです。感覚を洗練させ、感覚器官を通して入ってくる情報を整理・分析するちからを育むことは、「知性(考えるちから・判断するちから)」の基盤となります。
モンテッソーリは一つひとつの感覚器官を別個に刺激し、子どもがそれまでに吸収した雑多な感覚を整理し、秩序化しようと試みました。ですから感覚教具は、視覚なら視覚だけを、触覚なら触覚だけを刺激する特別な構造になっています。

感覚教具

「言語教育」「算数教育」「文化教育」とそれぞれの教具

言語、算数、文化の分野で使われる教具も出発点は感覚教育です。つまり、教具と呼ばれるものはすべて、子どもの五感を刺激する感覚教具なのです。
感覚教具の中でことばに関連するものを「言語教具」、数に関連するものを「算数教具」、ことばや数以外のことを対象にしたものを「文化教具」といいます。

言語教具

算数教具

文化教具

教具の使い方

モンテッソーリ教具の使い方をひと言でいうなら、それは「区別すること」です。雑多な感覚や情報を整理するとき、「区別すること」から始めます。
「区別すること」をより具体的に説明するために、感覚教具の操作方法を説明します。 感覚教具には目的に沿った3つの操作方法があります。

① ペアリング(対にする)
② グレーディング(段階づける)
③ ソーティング(分類する)

★ペアリング(対にする)とは、同じ色のもの、同じ重さのもの、同じ大きさのものを見つけることです。

★グレーディング(段階づける)とは、比較をして、大きい順、太い順、長い順、熱い順など、順番にしていくことです。

★ソーティング(分類する)とは、形は違うが同質(木製や金属製)のものなど、同じ性質のものをより分ける分類作業のことです。

ただ単に子どもの感覚器官を刺激するだけでなく、このようにペアリング、グレーディング、ソーティングという操作を含ませることにより、情報を整理・分析するちからを育み、子どもの「知性(考えるちから・判断するちから)」の基盤を築きます。感覚教育による知性の芽生えは、言語教育、算数教育、文化教育というより高度な学びへつながっていきます。

教具の展開

各分野の教具には関連するものがあります。感覚教具の「長さの棒」と算数教具の「算数棒」を取り上げてみましょう。

「長さの棒」で長さの違いを感覚的にとらえる

長さの棒

長さ10センチの最短棒から10センチずつ長くなり、最長が100センチ、つまり1メートルの赤い10本の棒で構成されている教具が感覚教具の「長さの棒」です。
この「長さの棒」では子どもは目、つまり視覚を通して長さの違いをとらえ、順番にするグレーディングの操作を行ないます。
この段階では子どもは「長い」「短い」といった感覚的な量、つまり「数値にはならない量」としてとらえています。

「算数棒」で長さの違いを数でとらえる

算数棒

もう少し子どもが成長し「数の敏感期」を迎えると、感覚教育で十分に身につけた「数値にならない量」を、数の世界のことばである「数詞」で表すようになります。
このとき使われるのが算数教具である「算数棒」です。算数棒は長さの棒と全く同じ材質、同じサイズでできています。違いは長さの棒が赤一色で塗られていたのに対して、算数棒は10センチごとに赤と青の2色で交互に塗り分けられていることです。

算数棒 最短棒は「長さの棒」では「短い」と呼ばれていました。これが数の世界では「いち」になります。同様に最長棒は感覚教育の段階では「長い」という「数値にならない量」だったのに対して、「算数棒」で「じゅう」という「数詞」に変わります。
「いち」や「じゅう」といった数(数詞)の唱えができるようになった子どもには、次に「1」や「10」といった「数字」が紹介されます。

体験を知へとつなげるモンテッソーリ教育

大切なことは、あるとき突然「算数教育」が始まるのではないということです。 まだ子どもが数に興味などまったくない段階から、いずれやってくる数に興味を持つ日のための準備を、子どもが意識しないうちに感覚教具として用意しているのです。

数の準備として最初に子どもが手にするのは、重さや長さを実感できる具体物、量です。数の世界を理解するための出発点は数(数詞)を唱えることでも、数字を読めることでもなく、量の経験から出発するからです。
このように教具の中に、先につながっていく要素が盛り込まれていることを「鉤(かぎ)の手の原理」と呼びます。とても重要なモンテッソーリ教育の原理の1つです。感覚教具の「長さの棒」は、「鍵の手の原理」として、算数教具の「算数棒」の準備になっているのです。